フリーランスになってからの方が365連勤みたいなことになって、鋼の錬金術師が実写になる前からリアルに錬金している究極的に公私混同スタイルのフォトグラファー&写真教室やってますホンダです。
映画は映画館で観るのがやはり良いと思います。それも平気で最前列とか座ります。
元旦に火花(劇場版)を観ました。
結論から言うと、これはぜひ観た方が良いです。
特にモヤモヤしている人は、どんな職業であれ響くと思います。あまりネタバレになってしまうのもあれなので程々に書きますが、後半スパークスの解散話し合いのシーンからの引退ライブの徳永のセリフはヤバイです。裏返しの手法って見る側・聞く側が常に「それを裏返すと・・つまり」って思考回路をフル回転させながら考えながらになるから、余計に引きずりこまれる感じというか、、、
泣きます。これは泣きます。
芸人さんらには等身大に見えるかもですし、何かを表現しているクリエイティブな人も共感というか共振します。
そして、最後の神谷さんとの会話でどんな環境に置かれても自分の姿勢を貫くこと、あるいは貫くことができること、をバシッと言われてキますね。これは。最後の締め方はなかなかにバトンを渡される、なにか選択を迫られている気がしてよかったと思います。
さて、
火花は書籍の方は読んでなかったのですが・・
今回のケースとして映像はきっかけとして良いと新ためておもいました。キャストや監督・スタッフがちゃんと原作に愛があってマッチしていれば、本を読むよりもある意味濃い濃度で世界に入れるように思います。
なんせ約2時間に凝縮されているわけですし、映像の方がなんだかんだ文字より情報量は多いです。もちろん文章の方が作家の空気感というか行間はより生に近い感じですので、そちらの方がもっと臨場感があるとも思うのですが、なかなか本を落ち着いて読む時間もない人も多いのではないでしょうか。
自分もそうですし。
逆に映像化作品はアタリハズレもけっこうあるので過度な期待は禁物というところでしょうが。
これを観て、Netflixのドラマ版もちょっと観てみたいなと。映画では描ききれなかった部分があるということですし。
最近は、ネットのプラットフォームのみで配信するという映像作品も多くなってきたので、これまでケーブルテレビとか衛星放送とか地上波以外に触れてこなかったのであまりピンときてなかったクチなのですが、これを機会にいろいろ観てみても面白そうかも、と思っています。
日常にもし不満があるとしたら誰のせいでもなく不完全燃焼なんだと思う
いずれにしてもですよ、この作品で一番感じたのはどんな状況であれ立場であれ、世代であれ、登場人物たちは総じてどうにも認められないこの現実問題にもがいてるということで、そもそもそれは解決など必要なのか?。というジレンマの集合体であるということ。
最終的にはすべてモノは考えよう、と、言ってしまうとだいぶ投げっぱなしですが、けっきょく誰かのせいになどできないし、自分がどうやったら納得行くのか、そこをちゃんと考えているのか、ということを言われたような気がしています。
なかなか忙しい日々の中でそんなことを考える時間を作るのも難しいところな気もしますが、、そういう意味でも今年は月末(あるいは月初の)1人会議の時間をキチンと確保していきたいですね。
火花も散るから美しい・花火も打ち上がって発破するからスッキリするわけで。
月の途中、週の途中、もしかしたら年中ずーっとモヤモヤしたまま抱え込んでしまいがちな人も多いと思います。30代は特にいろいろ思うところが多い(笑 40、50になったら開き直ってしまえるのだろうか・・
とにかく爆発しない爆弾は不発弾ですね。単語が変わると危険なイメージがだいぶ増します(笑